Googleビジネスプロフィールの始め方と活用法
- frog神広
- 3 日前
- 読了時間: 15分

Googleビジネスプロフィールの登録方法に悩んでいませんか? 無料で使えるGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)。本記事では、登録・ログイン・オーナー確認から複数店舗の管理方法まで、最新の手順をわかりやすくご紹介します。
目次
■Googleビジネスプロフィールとは?
■Googleビジネスプロフィールの登録方法をわかりやすく解説
情報を編集する時に気をつけたいポイント(カテゴリや住所など)
■お店が2つ以上あるときはどうする?
■お客さんに選ばれるためにできること
■効果をチェックするには?見ておきたい数字
■知らずにやってしまうNG例と注意点
■まとめ
Googleビジネスプロフィールとは?

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、Google検索やGoogleマップにお店の情報を表示できる無料のサービスです。そもそもどんな仕組みで情報が表示されるのか、なぜ今集客に欠かせないのかを解説します。
Googleマップにお店が出るしくみ
お店の情報がGoogleマップに表示される仕組みを、検索との関係性を交えて解説します。
🔹なぜ表示されるのか?
Googleは、 Googleは、検索ユーザーにとって関連性と信頼性の高い店舗を優先表示します。そのため、正確な情報登録が大切です。
🔹どのように表示されるのか?

実際には、Google検索とGoogleマップのデータの連携により、「地域名+業種名」で検索された際、該当地域の店舗が条件に応じてマップ表示されます。以下は実体験による効果例です。
たとえば、筆者が支援した飲食店では、GBPに正確な情報と魅力的な写真を登録し、継続運用することで、『○○市 カフェ』検索でマップ表示され、問い合わせ数が増えた例があります。
Googleマップへの表示は、正確な登録情報と最適化されたコンテンツによって大きく左右されます。検索導線の入り口を整える意味でも、GBPの活用は欠かせません。
ローカルパックやナレッジパネルって何?
Google検索をしたときに、地図と一緒に店舗情報が表示された経験はありませんか?
これは「ローカルパック」や「ナレッジパネル」と呼ばれる表示形式で、Googleビジネスプロフィール(GBP)を登録・最適化することで表示されやすくなります。
・ローカルパックとは?

ローカルパックとは、検索結果で地図+店舗一覧がセットで表示されるエリアのことを指します。
たとえば「広島市 カフェ」と検索すると、地図とともに3〜4店舗が目立つ位置に並んで表示されるのがこのローカルパックです。
この枠に掲載されると、検索ユーザーの目に留まりやすくなり、クリック・来店の可能性が高まります。GBPを登録し、情報を充実させておくことで、条件次第で表示されやすくなると言われています。
・ナレッジパネルとは?

ナレッジパネルは、PC表示の場合Google検索結果の右側(または上部)に表示される、店舗や施設の詳細情報のパネルです。
ここには以下のような情報が表示されます。
店名
営業時間
写真(外観・内観など)
口コミ評価
電話番号・地図
上記もGBPに登録された情報が元になっており、自分で編集・管理できます。
ナレッジパネルは、検索ユーザーにとっての信頼感アップにもつながる重要なエリアです。
なぜ今これが大事なのか
Googleビジネスプロフィール(GBP)は、無料で使える強力な集客効果が期待できるツールです。広告費をかけずに、自分のお店の情報を地域の検索ユーザーに届けることができます。
無料で集客できる理由とは?
GBPは、登録や管理にお金がかからず、Google検索やGoogleマップでの表示を無料で行える点が大きな特長です。情報さえ整っていれば、予算が限られている個人経営や中小店舗でも、検索結果に表示されて集客が見込めます。
GBPを使うメリットまとめ
費用がかからない:広告と違って月額料金やクリック課金が発生しません。
検索ユーザーの導線が早い:地域名や業種で検索したユーザーに直接見つけてもらえる。
信頼感が上がる:営業時間や口コミ、写真をしっかり載せることで印象アップ。
ローカルSEO(MEO)に強い:近くにいる人に検索で見られやすくなる。
実際の成果例
筆者がサポートした店舗では、GBPの登録と情報整備により地図経由の電話問合せが増え、来店数も明確に改善しました。
別のクライアントでも、情報が空欄だったプロフィールを整理したところ、どのようなサービスをしているのか明確になり、検索経由での問い合わせが増加したという例もあります。
Googleビジネスプロフィールの登録方法をわかりやすく解説
GBPの登録方法をステップごとに解説します。登録前に必要な準備から、スマートフォン・パソコンそれぞれの操作手順までわかりやすく紹介します。
登録する前に準備しておきたいもの

ここでは、登録をスムーズに進めるために用意しておきたい店舗情報を紹介します。事前に整理しておくと、登録が格段に楽になります。
初めての方でも迷わないよう、準備から手順まで丁寧にご紹介します。基本的な入力項目から、スマートフォンとパソコンそれぞれの進め方を見ていきましょう。
必要な情報は以下の通りです。
正式な店舗名(看板に表示している名称と一致させる)
完全な住所(郵便番号・都道府県市区町村・町名・ビル名・階数・部屋番号など)
店舗の電話番号
営業時間(曜日・祝日などの特殊時間も含める)
カテゴリ(Google上で選択する業種)
ウェブサイト
写真素材(外観・内観・看板・メニューなど)
実際の店舗名に意図して対策したいキーワードを含めてGoogleに審査を送ったところ、看板表記と異なると判断され、オーナー権が取得できなかったケースがあります。事前に必要なものを準備し、正確な情報を登録することが大切です。
スマートフォンとパソコン、それぞれの登録手順
ここでは、スマートフォンとパソコンでの登録方法を比較して解説します。どちらの方法でも登録できますが、画面の違いに注意しましょう。
・スマートフォンでの登録方法(iPhone・Android)

Googleアカウントにログイン
Googleマップアプリを開く
右上のプロフィールアイコンをタップ → 「ビジネス情報を追加」または「ビジネスを管理」等を選択
店舗名、住所、カテゴリ、電話番号などの基本情報を入力
オーナー確認のステップへ(後述)
・パソコンでの登録方法

ブラウザで business.google.com/add にアクセス
「Googleにビジネス情報を追加」をクリック
名前・住所・業種など基本情報を入力
地図上でピン位置を確認・調整
写真・営業時間などを設定
スマートフォン、パソコンでそれぞれ進んだら次はオーナー確認の方法と注意点を読み進めていきましょう。
オーナー確認って何?確認の方法とよくある質問
GBPの登録が完了しても、オーナー確認をしなければ、すべての管理機能を使うことはできません。ここでは、その意味と方法、注意点を解説します。
・オーナー確認とは
オーナー確認とは、そのビジネスの正当な管理者であることをGoogleに証明するプロセスです。
確認が完了すると、以下のような操作が可能になります。
写真の追加・削除
営業時間の変更
投稿やキャンペーンの配信
口コミへの返信
・オーナー確認方法
主なオーナー確認方法は以下の通りです。選べる方法は、登録情報や状況によって異なります。
ハガキ郵送:登録した住所宛にGoogleから確認コードが届く(通常1〜3週間)
電話/SMS:登録された電話番号宛に確認コードが届く(即時)
メール:Googleが指定するビジネス用メールでコードを受信
動画確認:店舗外観や看板などを撮影して提出(ライブ通話や録画)
よくあるトラブルと対処法
ハガキが届かない :住所の表記漏れ(建物名・部屋番号)がないか要確認。郵便受けに名前がないと届かないことも。
他のアカウントで既に確認済み :「オーナー権限のリクエスト」から管理権の譲渡申請が可能。
確認方法が表示されない :時間を空けて再ログイン、またはGoogleサポートへ問い合わせが必要。
通常、ハガキで 1〜3 週間、動画・電話審査が可能な場合、1~3営業日程度で完了することも。他のアカウントで既に確認済みの場合は、オーナー権限をリクエストが必要になることもあります。
ログインや情報の編集はどうやるの?

登録後のログイン方法や管理画面での情報編集について解説します。
日々の更新や修正に役立つ基本を押さえていきましょう。
Googleビジネスプロフィールのログイン方法
パソコン・スマートフォンからのログイン方法を紹介します。急な情報変更にも対応できるように、手順を理解しておきましょう。
ログインは以下の方法で可能です。
・公式サイトからアクセス
business.google.com にアクセス→「プロフィールを管理」をクリック
・Googleマップアプリから
マップを開いてプロフィールアイコンをタップ→「ビジネスプロフィールを管理」
・Google検索から直接アクセス
「店舗名 Googleビジネスプロフィール」と検索 →「管理を開始」や「このビジネスのオーナーですか?」を選択
ログインできないときは、登録時のGoogleアカウントと異なるアカウントでログインしていないか確認しましょう。また、オーナー確認が未完了の可能性もあります。
管理画面でできること
管理画面の基本操作について解説します。
写真や営業時間など、利用者に伝わる大切な情報を正しく登録しましょう。
管理画面では以下の項目を編集できます。
・店名
・カテゴリ
・住所・地図上のピン位置
・電話番号
・営業時間(曜日ごと、祝日・特別時間を含む)
・店舗写真・動画(外観、内観、メニュー等)
・ウェブサイト URL/SNSリンク
・属性情報(Wi-Fi、駐車場・禁煙可否など)
写真を追加する際は、明るさや解像度を意識するとよいです。メニューなどを掲載する場合は、実際の見た目に近い写真を使うとクリック率が上がります。
実際に提供している商品写真を店内で自然に撮影して登録していましたが、暗めの場所で撮ったため全体が少し見えづらい印象でした。
そこで、明るい場所で撮影し直したところ、写真がより鮮明になり、お客さまのクリック数が増加。注文数も伸びる結果につながりました。
情報を編集する時に気をつけたいポイント(カテゴリや住所など)
編集時に特に注意すべきポイントを紹介します。カテゴリや住所の入力を誤ると検索に影響するため、慎重に設定しましょう。
・カテゴリの選び方:メインカテゴリはまず店舗を代表するものを一つ選択。サブカテゴリは複数選択することが可能です。実際に事業として行っていないものを登録するのはNGなので注意してください。また、誤ったカテゴリを選ぶと検索表示に悪影響を及ぼすこともあります。
・住所の一致:実際の看板・案内表示と一致させましょう。建物名・階数・部屋番号を正確に。Google は最終顧客の混乱を避けたいので、住所が詳細であることを重視します。
・営業時間の正確さ:定休日や祝日・年末年始の特別時間なども登録できます。営業時間外営業の記載ミスは顧客の誤解を招き、クレームに繋がる可能性があるので注意しましょう。
・一貫した情報の使用:電話番号・ウェブサイトリンク・店舗名などは他のWeb媒体(自社サイト、SNS)でも同じ表記にしておくと検索エンジンで信頼されやすく安心です。
お店が2つ以上あるときはどうする?

複数店舗を持つ場合の管理方法について解説します。1つのアカウントでの登録や、それぞれをどう分けて管理するのかを確認しましょう。
1つのアカウントで複数店舗登録は可能?
Googleビジネスプロフィールでは、1つの Google アカウントで複数のビジネスプロフィールを所有・管理することが可能です。各店舗ごとのプロフィールを別々に設定でき、店舗ごとの情報(住所・営業時間など)も個別に持てます。
それぞれのお店をどうやって分けて管理する?
複数店舗を効率的に管理する方法を解説します。
管理の工夫で更新作業もぐっと楽になります。
各店舗を別々のビジネスプロフィールとして登録し、名前やカテゴリなどが混ざらないようにする
管理画面で複数店舗を一覧で表示できるGoogleビジネスプロフィールマネージャーを使う
写真は各店舗専用のものを用意する(外観・内観など)、混在させない
登録代行を検討する場合は、信頼できる業者を選び、アカウントのセキュリティ・権限の管理を行いましょう。
お客さんに選ばれるためにできること

お客さんに「行ってみたい」と思ってもらえる工夫について解説します。情報の見せ方や信頼感の高め方を具体的に紹介します。
見た人に「行ってみたい」と思ってもらう情報の整え方
基本情報や魅力を伝えるための情報整理のポイントを紹介します。見やすさや正確さが選ばれるきっかけにもなるのでしっかり意識していきましょう。
美しく整えられた写真、店舗の雰囲気が伝わる写真やメニューや価格帯の表示など、第一印象を良くする情報を充実させることが重要です。外観・看板がわかりやすい写真、内観の雰囲気、人気メニューの写真を用意すると効果的です。
投稿・写真・口コミで信頼感を高める
投稿・写真・クチコミを活用するコツを解説します。実際の声や最新情報を伝えることで、お店の信頼感を高められます。
投稿機能:新商品・キャンペーン情報を定期的に投稿(写真付き・文言は分かりやすくシンプルに)
写真:季節に応じて新しいものをアップ、暗すぎたりぼやけているものは避ける
クチコミ対応:ポジティブもネガティブも丁寧に返信。特にネガティブには誠意をもって対応することで信頼が上がる
などの効果が期待できます。
効果をチェックするには?見ておきたい数字

集客につながる数字の見方を解説します。
お店のページがどれくらい見られているか確認する方法
表示回数や検索数など、ページの閲覧データを確認する方法を紹介します。数字を把握することで改善につなげられます。
GBP の「パフォーマンス」機能を使います。検索で表示された回数、マップで表示された回数、ユーザーが写真を見た回数などが確認できます。これにより、どのぐらいの人が「お店を知っている/興味があるか」が把握できます。


どれくらいの人に見られている?行動につながる分析の見方
分析データを上手に活用すれば、より行動につながる発信が可能になります。
実際にユーザーがどんな行動を取ったかも確認できます。
具体的には、以下のようなデータをチェックすることが可能です。
電話、ウェブサイトへのアクセス数
ルート案内(経路を調べた数)
クチコミ数・評価
たとえば「WEBページの閲覧数は多いのに集客につながっていない」という場合、 サービス内容には魅力があるものの、価格が高い・ターゲット層と合っていないなどの理由で離脱している可能性があります。 このように、データを分析することで改善のヒントを見つけることができます。
数字をもとに何を改善すればいい?具体的な工夫例
数字から見える課題をどう改善するかを具体的に紹介します。データを活かすことで集客力が向上します。
電話問合せ・経路案内が少ない場合:電話番号・住所の見やすさを改善/ユーザーが迷わない道案内情報を掲載する
クチコミが少ない場合:来店客にお願いする/返信をきちんとする/ネガティブ対応で印象改善
知らずにやってしまうNG例と注意点

GBPを安全に活用するために注意したい点を解説します。知らずに違反してしまわないよう、正しい運用ルールを確認しましょう。
「No.1」「激安」などの言いすぎ表現に注意
過度に競合を誇張したり、誤解を招く表現は Google のガイドラインで制限されていることがあります。それだけで表示停止になることは稀ですが、ペナルティの対象になる恐れがあります。
お客さんをだますような情報やレビューの操作はNG
ここでは、禁止されている情報の操作や不正なレビュー対応について紹介します。信頼を損なわないために必ず押さえておきましょう。
虚偽の口コミ投稿や不正なレビュー依頼、意図的な情報操作などは厳禁です。正しい情報発信を心がけましょう。Googleポリシーによる違反リスクがあるため、定期的にGoogleポリシーやガイドラインを確認するのがベストです。
Googleポリシーに違反してしまうと、信頼を失うばかりでなく、GBP のアカウント停止などのリスクがありますのでご注意ください。
安心して運用するために守りたいルール一覧
安心して長く活用するために知っておきたいルールをまとめます。正しく運用して信頼を積み重ねましょう。
表記の一貫性(名前・住所・電話・カテゴリ)
営業時間や休業日の更新を怠らない
写真・投稿・クチコミの管理を定期的に行う
権限を人に渡すときは慎重に
Google のポリシーやガイドラインを定期的に確認する
まとめ
Googleビジネスプロフィール(GBP)は、無料で使える強力な集客ツールです。正しく活用することで、検索結果やGoogleマップでの露出を増やし、お客さんに「行ってみたい」と思ってもらえるきっかけを作ることができます。
登録・オーナー確認・情報の整備・写真や投稿の活用、そしてクチコミへの丁寧な対応など、これらを継続して行うことで、店舗の信頼性や魅力が自然と高まっていきます。
インサイトでの数値分析を通じて「今どこがうまくいっているのか」「どこを改善すべきか」を把握すれば、より効果的に集客へつなげることが可能です。
Googleのポリシーを守りながら、安全かつ継続的な運用を意識してGBPを活用していきましょう。お店の魅力を最大限に伝えるツールとして、ぜひ積極的に活用してみてください。